「WordPressを安全にカスタマイズする事前準備のやり方」を全6回にかけてご紹介していきます。
利用するツールは基本的に全て無料です。
今回の記事を実践すれば、初心者でも安全にWordPressカスタマイズができる環境が作れます。
「WordPressを安全・簡単にカスタマイズするおすすめの方法が知りたい」
「ネットで見つけたコードを管理画面のエディターにコピペしたらエラー画面になってしまった」
「記事も画像もたくさん入っていてカスタマイズに失敗したくない」
WordPressサイトを運営していると、どうしてもテーマの機能やプラグインだけでは解決できない悩みが出てきます。
その時必要となるのが、テーマファイルのカスタマイズです。
index.phpやfunction.php、style.cssなどから構成されるテーマ固有のファイル
テーマファイルはWordPressの管理画面から直接編集できますが、失敗すると管理画面にアクセスできなくなってしまうため、あまり良い方法ではありません。
- 公開中のサイトをそのまま編集しない
- カスタマイズする際はバックアップを取る
上記を気をつけることで、初心者でも安全にWordPressカスタマイズを進めることができます。
- 公開中のサイトに影響を及ぼすことなくカスタマイズできる
- コードを間違えてエラー画面になってもすぐに修正できる
- 変更箇所をすぐに確認できる(試行錯誤できる)
- カスタマイズ前後のバックアップが取れる
- 作業途中で保存できる
実際に私も同じ方法でWordPressをカスタマイズしています。
最初ツールの導入だけ少し時間がかかりますが、その後のカスタマイズ環境が大きく変わります。
なるべく分かりやすく手順をまとめてみたので、ぜひお試しください。
事前準備の全体像
公開中のサイトデータを1つのファイルとしてダウンロードできます。
公開中のサイトと別環境でカスタマイズ専用のデモサイトを構築できます。
テーマのアップデートによってカスタマイズが変更されないようになります。
コードミスによるエラーを減らし、効率良くカスタマイズできるようになります。
テーマファイルを直接編集して、リアルタイムで確認できるようになります。
公開中の元データ・デモサイトのデータが手元にある状態で移行できます。
【第1回】All-in-One WP Migrationのインストール・エクスポート
作業時間:約15分
公開中のサイトのバックアップを取ります。
All-in-One WP Migrationというプラグインを使っていきます。
全てのデータを一つのファイルにダウンロードできれば、このステップは完了です。
- All-in-One WP Migrationのインストール
- サイトデータのエクスポート(ダウンロード)
【第2回】LOCALを使ってデモサイト立ち上げ
作業時間:約30分
LOCAL(local by flywheel)というソフトを使います。
自分のPC(ローカル環境)にデモサイトを作成します。
このステップで公開中のサイトと同じデモサイトが出来上がります。
- LOCAL(local by flywheel)のインストール
- デモサイト作成
【第3回】子テーマの作成
作業時間:約20分
WordPressのテーマはアップデートがあります。
せっかくカスタマイズした箇所が上書きされてしまうため、カスタマイズ用に子テーマを作成します。
- 子テーマの作成
【第4回】Visual Studio Codeのダウンロード・初期設定
作業時間:約30分
テーマファイルを編集するためのコードエディターをダウンロードします。
PCのメモ帳などでも編集できますが、WordPressカスタマイズにはコードエディターをおすすめします。
- Visual Studio Codeのインストール
- Visual Studio Codeの初期設定
【第5回】デモサイトをVisual Studio Codeでカスタマイズする
作業時間:約30分
VSCodeを使って実際にデモサイトをカスタマイズする流れをご紹介します。
- デモサイトのカスタマイズ
【第6回】デモサイトから本サイトへの移行
作業時間:約10分
カスタマイズが完了したデモサイトを公開中のサイトに移行します。
- デモサイト→公開中のサイトへ移行
まとめ
今回の記事ではWordPressを安全にカスタマイズする事前準備のやり方をご紹介しました。
最後までできた!という方は、カスタマイズする際は
の手順を繰り返すことでカスタマイズが進められます。
- 今回うまくできなかった方
- 時間が取れず、カスタマイズを外注したいという方
がいらっしゃいましたら、お気軽にこちらよりお問い合わせください。